HDDから突然、カチッカチッ・・と異音が発生
福岡県にある印刷会社で、経理担当の女性スタッフがパソコンのバックアップ用として外付けHDD(HD-PCG1.0U3)を利用していました。
パソコン本体だけでは故障の際にリスクがあると思い、見積書、請求書、その他社内の重要書類関連のデータは、この外付けHDDにバックアップを取るようにしていました。
経理部に配属されてから5年ほど毎日使っていましたが、特に今までトラブルはない状態でした。
しかし、ある朝出勤すると、前日まで正常に使えていた外付けHDDから突然「カチッカチッカチッ・・」と異音が発生するようになったのです。
データにアクセスできなくなり、他のパソコンに繋ぎ直しても症状は改善せず、業務が止まってしまいました。
もともと、パソコンのバックアップ用として使っていた外付けHDDですが、バックアップは手動で行っていました。
こまめに行うように留意していましたが、直近2週間分のデータはパソコンにも残っておらず、なんとかこの外付けHDDからデータ復旧が必要な状態でした。
データ復旧専門業者へ依頼
社内のシステム関連を担当しているスタッフに相談しましたが、物理故障の状態で自分でこれ以上操作するのは危険と判断。
物理故障のHDDも復旧対応可能な専門のデータ復旧業者へ依頼することにしました。
全国に多数業者があり、どこが良いのか迷いましたが【無料診断可能・対面で相談可能・スピードが速い】の3点を条件としてサイトで調べた結果、博多駅周辺に直営オフィスがある「特急データ復旧ウィンゲット」」を見つけ、早速問い合わせをしました。
異音の原因を特定 HDDの救急治療へ
博多駅周辺の【福岡オフィス】に持ち込み、早速無料診断を開始。
やはりHDDに物理故障が発生している状態でした。
HDD内部のモーターや読み取り部分であるヘッド、記録媒体である円板状のプラッターなどの部品そのものに障害が生じていました。
技術スタッフが、障害が発生したこれらの部品のパーツ交換を行い、正常なパーツと交換しデータ復旧を試む必要がありました。
人の手術と同じように、HDDも部品の交換・移植を行って救急治療を行ったのです。
部品の移植作業を繰り返すことで、なんとかデータの救出に成功しました。
見事データ復旧に成功
作業日数は3日間。
HDDの症状の悪化度によっては1週間ほどかかる可能性もありましたが、なんとか当初の希望納期に間に合わせるとができました。
機器の所有者であった経理スタッフも、無事取引先との期限にまでにデータが救出でき、ひと安心です。
今後は定期的に自動同期されるように設定を行ったり、HDDだけでなくクラウド上にもバックアップを行うなどし 機器故障のリスクに備えて万全な対策をとるように、技術スタッフからもご案内しました。
スタッフ所感
HDDからカチッカチッ、カタカタ、ジーといったような異音が発生してデータにアクセスできない、といった症例はよくお問合せをいただきます。
HDD内のデータを読み書きするための部品に異常が発生している場合が多く、通電を繰り返すことによって、より症状が悪化してしまうこともあります。
このような障害が発生した際は、使用はすぐに中断し、特急データ復旧ウィンゲット」にぜひご相談ください。
早期であれば、データ復旧できる可能性があります。
またこうしたデータ消失のリスクに備え、日ごろからしっかりとデータのバックアップをしておきましょう。 お客様に最適なバックアップ体制の構築も弊社で承っております。 お気軽にお問い合わせください。
・ご依頼者:福岡県 印刷業者
・機器概要:Buffalo 外付けHDD HD-PCG1.0U3
・症状:HDDから異音が発生し、データにアクセスできない
・故障原因:磁気ヘッド故障による、重度物理障害
・使用用途:PCのバックアップ用。請求関連データの保存に利用。